こんにちは、レオンです。
以前『非常時にも日常的にも使える備蓄食料』のお話をしました。
今回は『災害時の心構えと避難経路』についてお話をします。
日本は災害が多い国です。
特に自然災害については、いつ誰が被災者になってもおかしくないのです。
日々、仕事や勉学に追われながら生活をしていると
ついつい災害についての心構えが心の奥の方に眠ってしまいがち。
近年、特に発生が懸念されているのが
『首都直下巨大地震』と『南海トラフ地震』です。
発生確率をパーセンテージで示していたり
被害想定人数を具体的に想定していたりと
その非常事態への対処を、誰もが心構えとして持っていなければならない事が分かります。
僕の地元は東日本大震災の被災地です。
あの時は誰もあれほどの震災が起きるとは予想もしていませんでした。
歴史的に見ても津波は昔から来襲する土地ではありました。
チリ地震津波もそうです。
東日本大震災の51年前になりますが津波が来ていたのです。
ですが、東日本大震災の被害はチリ地震津波の比ではなく
近隣の市では『指定避難場所が津波によって壊滅する』という現象が起きました。
以前の教訓を大きく超えた震災だったのです。
一人暮らしをする方の多くは新しい土地での生活を始めることだと思います。
その際に震災が起きた場合、必ずしも指定された避難場所が安全だとは限らないのです。
あらゆる災害を考え、自分の目で避難場所を確認するべきです。
首都直下型地震も南海トラフ地震も大きな懸念ですが
災害はそれだけではありません。
災害の種類
一言で『災害』といっても、様々な種類があります。
一覧としてまとめました。
自然災害
・地震
・津波
・台風
・大雨、洪水
・高潮
・土砂災害(がけ崩れなど)
・雪崩
・落雷
・噴火
・火災
地震を起因とする災害
津波、がけ崩れ、雪崩、火災など
天候に起因する災害
台風、大雨、洪水、土砂災害、高潮、落雷、火災
人為的災害
・事件、事故
・列車事故
・海難事故
・火災
・航空事故
・化学汚染
・原子力事故
回避が困難なケースが多い
列車事故によるダイヤの乱れの影響を受けた方は多いのではないでしょうか。
航空事故に関しては、乗客として乗っていた場合、万が一の際は乗務員の指示に従うしかありません。
化学汚染や原子力事故に関しても、一個人がどうにか出来る問題ではありませんし遠くに避難するしかないです。
自然災害に対する行動
一人暮らしをするにあたって、まず震災時に避難する場所を自分の目で確認しましょう。
今現在、既に一人暮らしをされている方も確認がまだでしたらすぐに確認してください。
もちろん指定されている避難場所があるならばチェックを。
しかし、その場所が必ずしも確実に被災から免れる事が出来る場所だとは限らないことを忘れないでください。
それは『時として自然災害は人間の予想を超える』からです。
上記で挙げた災害はどれも怖いものですが、自分で自分の命を守れる場合が可能性として大いにあります。
地震ならば最初に気を付けなければいけないのが落下物。
外に出る事は大前提だと考えます。
外に出て、看板など落ちてくる可能性のあるものはありませんか?
住んでいる場所は、海からどのくらい離れていますか?
近くに高い建物や山はありますか?
高台にある公園や公共施設など、とにかく高い場所で開けた場所にすぐに逃げるのが一番です。
僕の友人で、道路の両サイドから津波が来て、急遽道路向かいの山に駆け上って助かった人がいますが
幸い、がけ崩れは同時発生していなかったので命拾いしました。
まさに命を懸けた行動だったと思います。
自分の体一つで自分の命を守ったのです。
車や通帳などは捨ててください。
大事なのは命です。
車で逃げようとして渋滞に巻き込まれ、そのまま津波の被害を受けた方は沢山いますし
通帳や貴金属などを持っていこうとして逃げ遅れる場合もあります。
大災害時にはお金は何の意味も持ちません。
お金があっても物が無いからです。
物が無ければ販売する人もいません。
必要な物があるとすれば、ただ一つ。
正確に言えば一つにまとめたバッグです。
震災グッズセット
震災グッズを一つのバッグにまとめたバッグが販売されています。
セット内容は様々です。
そのセット内容によって、価格もまた様々。
僕も部屋に置いています。
震災時には一瞬が命取りになる場合があります。
しかし、もしも玄関口にすぐ取っ手を掴める震災バッグがあったらどうでしょうか。
最悪、靴も履かなくていいのです。
そのバッグによって、しばらく助けられるならば。
車も貴金属も捨ててください。
もう一度言いますが、一番大事なのは命です。
「慌てないで」というのは無理ですが、その一瞬一瞬の判断と行動が最もその後を左右します。
まとめ
様々な震災を何度も何度も経験して、慣れている方なんていないと思います。
ですが、学べることは沢山あります。
僕の実家の近所は津波によって壊滅的な被害を受けましたが
その地域で亡くなった方はゼロでした。
高齢者の方が多く住んでいたにも関わらずです。
むしろ高齢者の方が多く住んでいらっしゃったからかもしれません。
規模こそ違えど、過去に同じ『津波』という自然災害を経験し
こういう時に何が大事で何が不必要なのか知識として持ち合わせていましたし
避難訓練も昔から定期的に行っていて、迅速に行動出来たからなのです。
避難場所は必ずしも定められた場所でなくてはならないというわけではありません。
震災後は一人きりで数日過ごさなければいけないケースも考えられます。
的確な行動が一番大事なのです。
次に震災の経験を語り継ぐのは僕たちの世代になります。
この記事が、不特定多数の方へ向けたその一歩になり
今後起こるであろう震災時に、一人でも多くの方が「読んでて良かった」と思ってもらえるなら幸いです。
今回、震災バッグの話もしましたが
次回は震災時に必要な物を具体的に挙げていきたいと思います。